■いろいろ系

北海道で磁気嵐に伴う弱い低緯度オーロラを観測! 名大が発表
名古屋大学は、同大学の陸別観測所において、磁気嵐に伴う弱い低緯度オーロラを観測したことを発表した。
  D:目に見えるほどの明るさではないのですが、北海道で低緯度オーロラが観測されました。一度は肉眼でオーロラを見てみたいなと思うのですが、北極圏に行くのは遠いし、寒いし(笑)。東京でオーロラを見られたらいいなと思いますが、でも本当にそうなったら、地球が大変なことになってると思われます。放射線やら紫外線やら浴びまくりでしょう(汗)。やっぱり、北欧とかカナダ北部とか、アラスカとかに行かないとダメですね。  
名大、フィリピン海プレート上の「ゴジラメガムリオン」掘削実施に向け前進
名古屋大学は、国際深海科学掘削計画(IODP)に提案していた、地球上最大のメガムリオン「ゴジラメガムリオン」の掘削提案書が高く評価され、掘削船運用委員会に提出されることになったと発表した。
  D:東京から約2000km南方に行ったフィリピン海プレート上(深海底)には、ゴジラが横たわっているようです。といっても、メガムリオンという海底地形の一種があるのですが、これまで発見されている中で巨大さが突出しており、ほかのどのメガムリオンより10倍も大きい(東京都の面積のおよそ3倍)ものがあり、それでゴジラにちなんで「ゴジラメガムリオン」と命名されたそうです。フィリピン海プレートの研究において、ゴジラメガムリオンを科学掘削することは重要だそうで、掘削許可に向けて今回、一歩前進したそうです。  
JASRIなど、溶質と溶媒の光化学反応を原子レベルで直接観測することに成功
高輝度光科学研究センター(JASRI)などは、溶液中で光を吸収した溶質分子とその周りの溶媒分子お互いに影響しながら、光化学反応が進行するメカニズムを原子レベルで解明することに成功したと発表した。
  D:化学反応における分子や原子の反応は、極めて極微なスケールにおいて極めて短時間に起きるため、これまではリアルタイムに近い形で観測することは非常に困難でした。が、近年はX線自由電子レーザー(破壊力がありそうなカッコイイ名前)を用いて、1000億分の1m(10ピコm)という極めて微小な空間での、100兆分の1秒(10フェムト秒)という極めて短時間での分子や原子の反応を観測できるようになったことから、溶液中の溶質分子(溶けている物質)とその周囲の溶媒分子(溶かしている液体)の詳細な動きを観測することに成功しました。  
東北大、「ニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊探索」の最新結果を発表
東北大学は1月31日、2011年からスタートした国際共同実験プロジェクト「カムランド禅(KamLAND-Zen)」による「ニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊探索」の最新結果を発表した。
  D:宇宙が誕生した瞬間は物質(粒子)と反物質(反粒子)は同数誕生したと考えられています。宇宙誕生から1秒が経つまでの間のどこかで、現在の物質が圧倒的に優勢な状況を作り出した何かが起きたとされ、その何かの鍵を握るのが、粒子も反粒子も違いがない「マヨラナ粒子」だそうです。マヨラナ粒子は見つかっていませんが、その最大の候補がニュートリノであり、それを確かめるための世界最大の実験が東北大を中心とした「カムランド禅」です。「ニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊」を観測できれば、ニュートリノがマヨラナ粒子であることが確認でき、その最新研究成果が発表されました。  
KEKなど、K中間子と陽子から直接「Λ(1405)」を合成し複素質量の直接測定に成功
高エネルギー加速器研究機構(KEK)などは、「K中間子」と陽子から、「Λ(1405)」を直接合成し、その「複素質量」の直接測定に成功したことを発表した。
  D:6種類あるクォークのうち、陽子と中性子に含まれるのがアップクォークとダウンクォークです。この2種類の次に軽いストレンジクォークを含んだ複合粒子はハイペロンといい、その中で最も軽いのが「Λ(ラムダ)ハイペロン」で、それが第一励起状態にある場合は「Λ(1405)」といいます。これまで、複合粒子は陽子などの3個のクォークからなる「バリオン」か、クォークと反クォークが1個ずつの「メソン」のみでしたが、Λ(1405)はクォーク4個と反クォーク1個からなる特例的存在であることがわかりました。奥が深いですね。  
幼児の長時間デジタル視聴による神経発達への影響を外遊びが弱める可能性、阪大などが解析
大阪大学(阪大)などは、幼児期のスクリーンタイム(ST)とその後の子どもの神経発達の関連を解析した結果、子どもの頻繁な外遊びがスクリーンタイムの望ましくない影響を緩和することを明らかにしたと発表した。
  D:幼児がテレビだのゲームだのデジタル視聴を1時間以上連続して見たり遊んだりするのはよろしくないそうなのですが、外遊びすればその分を取り戻せるそうです。でも、うちの末っ子の小さい時みたいに、外遊びが苦手な子もいるから、テレビを見っぱなしにしちゃうこともあるし、コロナのせいでホームステイとかあったりしましたから、世界的に心配されているようです。  
理研など、「磁性トポロジカル絶縁体」の積層薄膜で電気磁気効果の観測に成功
理化学研究所(理研)、東京大学、東北大学の3者は1月20日、「磁性トポロジカル絶縁体」の積層薄膜における電気磁気効果を初めて観測したことを発表した。
  D:数学のトポロジー(位相幾何学)の概念を導入したトポロジカル物質という新素材があり、その代表例が「トポロジカル絶縁体」です。中は絶縁体なので電気を通さないのに、表面だけは電気が流れるという変わった物質なのですが、それを磁性材料で作ったのが「磁性トポロジカル絶縁体」です。それらの物質を工夫して積層構造を作ったところ、これまで確認できなかった電気磁気効果を確認することに成功したそうです。  
産前の精神科的な既往症が産後の自殺企図リスクを高める 東北大が発見
東北大学は、産前の統合失調症・不安障害などの精神科的な既往症が、産後に自殺企図を引き起こすリスクを高める可能性があることがわかったことなどを発表した。
  D:現在、医療技術の進展で出産時の大量出血などによる妊婦の死亡は減少したそうですが、割合として増えているのが自殺だそうです。産前から心の病を抱えていると、それが出産後に自殺に結びついてしまうケースがあるようです。コロナで出産そのものや子どものことで不安を感じる時代なので、お母さんの心も守らないといけませんよね。  
新型コロナとインフルエンザは同時に流行しているのか? 東大などが検証
東京大学などは、世界22か国における2019年第1週から2022年第45週までのCOVID-19およびインフルエンザの陽性例数を比較した結果、COVID-19とインフルエンザは、同じ地域において同じ時期に同じ規模では流行していないことが明ら...
  D:海外ではピークこそずれていても、2019年以降のコロナが流行するようになった時期にインフルが流行した国もあったようです。今のところ日本では新型コロナが流行りだして以降はインフル感染者は桁違いに少なくなっていますが、今シーズンはインフル感染者が増加傾向にあるようです。うがい・手洗い、消毒などはしっかりしましょうね。  
南海トラフの巨大地震発生後1週間以内に後発地震が起こる可能性は最大77%、東北大試算
東北大学などは、南海トラフ地震において、想定震源域全域の半分程度を破壊するような巨大地震が発生した後、短期間のうちにもう1つの巨大地震(後発地震)が続いて発生する確率を算出したと発表した。
  D:南海トラフ地震は、今後およそ30年以内に、関東地方から九州の太平洋岸の地域において70~80%の確率で震度6弱から6強で発生し、津波も10m級が懸念されています。そんな大地震が2連発で来る可能性が高いようなので、本当に怖いです。  
ソニーの超小型人工衛星『EYE』が軌道上での通信確立に成功
ソニーグループ株式会社のプレスリリース(2023年1月5日 06時32分)ソニーの超小型人工衛星『EYE』が軌道上での通信確立に成功
  D:一時、傾いて、エンジニアの早期退職とかもしてたソニーですが、最近、がんばってますね。SpaceXのFalcon 9ロケットで衛星「EYE」を打上げ、今年春に宇宙からの撮影体験を一般向けサービスとして始めるらしいです。  
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